COLUMN
たかの友梨コラム
Vol.66
Withコロナの今こそ『頭皮環境』を見直しませんか?
2021/06
頭まわりの違和感の原因とは…?
Withコロナ生活を続ける中で、頭のモヤモヤやまぶたの重さ、目に違和感を感じる方が増えているそうですね。実は私もその一人。どうやら、これらの不調は同じ姿勢のままでいたり、スマホやパソコンをじっと見つめ続けたりすることで起こる『頭皮』のこわばりが一因のようです。
頭皮には、前頭筋・後頭筋・側頭筋の3つの筋肉と筋膜があり、さらに頭のてっぺんを帽状腱膜という大きな筋膜が覆っています。目や首、肩の筋肉ともつながるこれらの筋肉が緊張して血流が滞ると、リンパの働きも鈍くなり、さまざまな不調のもとになってしまうのです。
特に、常時マスクを耳にかけている今は、こめかみ付近の筋肉が強く引っ張られて負荷がかかりやすく、筋膜の癒着も起こりやすくなっています。そしてさらに、長い自粛疲れやコロナへの不安感など、心の問題もこの悪循環に拍車をかける結果に…。コロナ禍は、『頭皮』にとって最悪の環境と言えるかもしれません。
中国の健康法「刮痧(かっさ)」でスッキリ!
では、どうしたら頭皮環境をコントロールできるのか。
そう考えた私は世界各地で体験した施術の記憶をたどり、中国の「刮痧(かっさ)」が適しているのでは?とひらめきました。
「刮痧(かっさ)」とは、中国で約2500年も前から行われてきた伝統的な民間健康法。「刮」は“削る”、「痧」は“滞った悪い血液や老廃物”という意味で、不調の部位を刮痧(かっさ)プレートで押し流すことで体のコンディションを整えリフレッシュを促すことができると言われています。
実は私、かなり昔からこの健康法に着目し、本場中国まで赴いて研究を重ねており、その効果にも魅了されてまいりました。
その経験と期待から今回も刮痧(かっさ)を使って頭皮ケアをしてみると…これが予想通り効果テキメン!触ってわかるほどカチカチだった頭皮にほどよい弾力が戻り、鏡の中の私が心なしか小顔になって若々しく見える。「お顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっている」ということがはっきりとわかる、素晴らしい結果を得ることができたのです。
依然としてWithコロナの不安定な毎日が続いていますから、何となく調子が悪いけれど原因の所在がつかめずに溜め込んでしまっている方もいらっしゃると思います。そういう方はぜひ一度、刮痧(かっさ)などを使って頭皮のマッサージを試してみてください。美容家たかの友梨、今一番のおすすめ健康法ですよ。