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COLUMN

たかの友梨コラム

Vol.59

『新型コロナウイルス』流行に想う

2020/06

変わり果てた暮らしの中で、決意を新たに過ごした日々

季節はすっかり初夏となりました。例年であればお買い物や旅行に出かけて、麗しい季節を満喫している頃ではないですか?でも、この数ヶ月間、新型コロナウイルスの流行によって、私たちの生活は脅かされ続けてきました。外に出るのも、人と接するのも危険…、あんなに平和だった私たちの生活は、ガラリと変わってしまいました。さぞかし皆様も心を痛めていらしたこととお察しいたします。

変化はエステサロン業界にも訪れ、緊急事態宣言の発令に伴い、営業休止の要請を受けました。ですが、要請決定前から私は“たかの友梨”全サロンの休業を決めていました。なぜでしょうか?それは、お客様とサロンスタッフの何事にも代えがたい「健康と命」を守り抜こうと誓ったからです。そのためにはリスクをできる限り減らすのが責任者の務め。お客様にお会いできないのは辛いけれど、先がけて辛抱することを選びました。こうして営業再開を迎えられて、その決断は間違っていなかったと思います。スタッフが元気に出勤してきてくれて、お客様が「再開が待ち遠しかった」と仰ってくれて、涙が出るほど…ホッと胸をなでおろしています。

職務を命がけでまっとうする医療従事者の勇敢さに心を打たれて…

外出自粛中、テレビで医療従事者の奮闘が報道されるたびに、私にも何かお役に立てることがないか、もどかしい気持ちでおりました。その時、神奈川県の聖マリアンナ医科大学がダイヤモンド・プリンセス号のコロナウイルス感染患者を積極的に受け入れていることを知り、すぐに不織布マスクと弊社のスキンケア製品を寄贈いたしました。聖マリアンナ医科大学の北川学長と大坪病院長からいただいたお礼状には、直筆で「コロナチームのストレス解消に役立てます」と添えられており、微力ながらも一助となれたことにとても感激いたしました。新型コロナウイルスの一刻も早い収束を願いながら、これからも支援を続けていきたいと思います。

はじまった「With コロナ」の時代に、エステサロンができること

全国で緊急事態宣言が解除となり、ようやく“たかの友梨”も全サロン営業再開にこぎつける事ができました。ですが、ウイルスの脅威が完全に消えたわけではありません。むしろ、緩みが出てきた今の方がより一層の注意を払う必要があると考えています。約1ヶ月半に渡る臨時休業を新型コロナウイルス対策の強化にあて、様々な準備を整えてまいりました。今後も引き続きサロン内の衛生状態を最高レベルに保つのはもちろん、スタッフ一同気を引き締めて真心の接客を心がけてまいります。エステサロンは物理的にも心理的にもお客様との距離が近い場所。ソーシャルディスタンスをきちんと守りながら、気持ちはいつもお客様に寄り添っていたいですね。私もそうですが、きっと、多くの方が長い間の緊張にさらされて「コロナ疲れ」を感じておられることと思います。「With コロナ」の新しい生活様式の中で、エステサロンが皆様のご不安を少しでも癒す手助けができるのなら、こんなに嬉しいことはございません。一緒に乗り越えていきましょうね。