COLUMN
たかの友梨コラム
Vol.26
エステティシャンの地位向上をめざして…
2017/03
「第3回セラピストコンテスト」が行われました
先日行われた「第3回セラピストコンテスト」に、たかの友梨ビューティクリニックのエステティシャンが出場いたしました。ホリスティック医学の第一人者である帯津良一先生が理事長をつとめる“一般社団法人エステティックセラピスト協会”主催のコンテストで、審査員には、業界の第一線で活躍する先生方が並ばれる、大変真摯な大会です。全国から出場者を募り、予選会を勝ち抜いた20名が東京で行われた決勝大会に出場いたしました。
たかの友梨ビューティクリニックは、故 月乃桂子先生率いる日本心体美学会主催のエステティックケアコンペティションにおいて、5年連続で金賞を受賞するという輝かしい成績を残しております。月乃先生がお亡くなりになり、その意志を受け継ぐようにエステティックセラピスト協会が立ち上がり、セラピストコンテストを開催するようになりました。
論文審査から始まり、技術はもちろん身だしなみや言葉づかいに至るまで、エステティシャンとしての資質がトータルに問われるこの大会。経験2年未満のジュニアセラピスト部門と、ベテランのエステティックセラピスト部門に分かれ、それぞれに設けられたテーマにのっとった技術が披露されました。
日頃の成果をいかんなく発揮し、おかげさまで、当社のエステティシャン10名が見事入賞を果たしました。受賞のスピーチでは、支えてくれた上司や仲間への感謝、そして喜びを持ってエステティシャンを全うしている想いが次々と語られ胸が熱くなるのを感じると同時に、このTAKANO魂を持った当社のエステティシャンたちが、これからのエステティック業界を牽引していく存在になっていくはず…そんな期待を抱かずにはいられない瞬間でもありました。
女性たちの憧れの職業とは…
現在エステティック業界は人材不足に悩まされております。幸い当社には優秀なエステティシャンが多く在籍しておりますが、業界全体を見れば深刻な問題です。「大変」「辛い」というイメージが先行してしまっていることが原因だと言われていますが、しかしそれだけでしょうか。例えばキャビンアテンダントは、女性の憧れの職業として不動の地位を確立していますよね。ご存知の通り業務内容は大変過酷なものです。過酷だと認知されながらも、なぜあんなにも人気があるのでしょう。それは、資格があるからではないでしょうか。教養、英会話、他にもあらゆる条件を備えていなければ取得することのできない難関な資格があるから…。そしてその存在を、世間の方々に認められているから…ではないでしょうか。
現在エステティシャンには統一の資格がありません。だからこそ、その価値を認められにくくなっているのも事実です。今こそ私たちが旗を掲げ、エステティシャンの地位向上を図る時なのかもしれません。「セラピストコンテスト」などの大会も大きな意味を持ちます。日頃の成果を披露する場があることで、エステティシャンの士気が上がり、ひいては業界全体の活性に…。そうして、その価値が世間に広く認知されていくことで、近い将来、必ずやエステティシャンにも国家資格を…。
エステティシャンが女性たちの憧れの職業となるようにティーアップさせること、これもまた私に与えられた大きな使命だと、今新たに心を熱くし、エステティックの未来を思い描いております。