COLUMN
たかの友梨コラム
Vol.12
心と技を競う『セラピストコンテスト』これからも心あるエステティックをめざして…
2015/03
第1回セラピストコンテストに参加しました
3月4日、エステティシャンの心と技を競う大会『セラピストコンテスト』が開催され、21名のエステティシャン達が東京で開催された決勝大会に出場しました。帯津良一先生が理事長をつとめる「エステティックセラピスト協会」主催のこのコンテストは、今回が記念すべき第1回目となります。
はじめに行われたのは、経験1年以上2年未満の「ジュニアセラピスト部門」。第1回目の最初の競技、しかも各界の名立たる先生が審査員をつとめるということもあり、競技者達はガチガチに緊張している様子で、心臓の鼓動がこちらまで伝わってくるかのようでした。そんな彼女たちを見て、「まだまだ成長途中かな…」と感じていたのですが、競技が始まった瞬間、驚愕してしまいました。たった1年余りでこんなに立派に、心ある施術ができるものなのかと。テクニックだけで終わらない、真心をこめられるセラピストがたくさん育っていることが分かり、本当に嬉しく誇りに思いました。
午後から行われた「エステティックセラピスト部門」に出場した皆さんは、さすがベテランですね。競技が始まる前から、やさしい笑顔で緊張しているモデルさんの心をやわらげるなど、会場全体を温かい空気に包んでくれました。そんなエステティシャン達の施術を見て、審査員の先生が「施術を通して、お客様と心で会話をしている」とおっしゃられ…。傍から見ている方にも、セラピストの精神がちゃんと伝わっていることが本当に嬉しくて、涙が溢れてしまいました。
これからも、心あるエステティックをお届けしたい
審査の上、10名ものエステティシャン達が名誉ある賞をいただきましたが、私としては、出場者全員に金賞をあげたい想いです。
それほどまでに素晴らしい“心と技”でした。こうやって“心と技”を披露する場ができたことで、新人の方もベテランの方も、改めて自分が技術者だという誇りを再認識できたのではないでしょうか。
私も、皆さんの心意気に刺激され、駆け出した頃の気持ちを思い出し、改めて身が引き締まる思いをしています。こんな素敵な気持ちにさせてくれたエステティシャン達に本当に感謝でいっぱいです。
また競技の後には、帯津先生による講演会が開かれました。
日本のホリスティック医学の先駆者である帯津先生のお話は深く、またユーモアも交えて講演されるのでとても面白く、エステティシャン達はもちろん私自身も、大変為になるお話をうかがうことができました。
これからも、世間の皆様に心あるエステティックをお届けするために、皆と力を合わせ一歩一歩進んで行きたいと改めて心から思える、本当に良い1日となりました。