ハワイ語で「揉む、圧する」という意味を持つ‘Lomi Lomi’は、ハワイの先住民族の間で古くから行われてきた伝統のトリートメントです。‘Lomi Lomi’は「the loving touch a connection between the heart,hand soul(心、手の温もり、魂から生じるやさしい愛情のこもったトリートメント)」といった意味を持つ言葉でもあり、カフナと呼ばれる聖職者達が、身体的な疲れだけでなく心も癒すヒーリングケアとして施してきました。
その手法はカフナの家系だけに口伝えで受け継がれてきたもので、もともとはフラダンス同様、神に捧げる儀式のひとつでした。海、太陽、大地…といった自然からのエネルギーを取り入れてその力を相手に与え、魂の疎通をはかる、祈りとモーションの結合・・・。‘Lomi Lomi’は、する方にもされる方にも共にやすらぎをもたらし、最高の気分にしてくれるトリートメントなのです。
19世紀、キリスト教宣教師達の影響を受けるようになったハワイでは、‘Lomi Lomi’など土着の文化は弾圧を受けました。そして欧米諸国との関わりの中でハワイは激しい変革の時代を迎え、19世紀末には、ハワイ王朝は終わりを告げます。アメリカ領となってからは急激な観光地化がすすめられ、ハワイ固有の文化はますます忘れられていきました。その中でもカフナにつながる人達は密かに‘Lomi Lomi’を受け継いでいましたが、1970年代、アンティ・マーガレット・マシャドという女性が門外不出という掟を破り、この手法を広く伝え始めたのです。これにより、‘Lomi Lomi’は心身の癒しに関心を持つ世界中の人々に“癒しのトリートメント”として知られるようになりました。
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