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COLUMN
たかの友梨コラム
Vol.31
創業40周年への想い
2017/09
女性はキレイになると周囲が変わる、周囲が変わると人生が変わる…
2017年9月6日、たかの友梨ビューティクリニックは創業40年目を迎えました。
この40年、女性の皆様にキレイになる喜びを知っていただきたい一心で走り続けてまいりましたが、そもそも私が“キレイになることの素晴らしさ”を覚えたのは、メイクアップアーティストとして勤めていた時でした。
その頃の私はひどいニキビに悩まされており、どうにかして治したい、隠したいという思いから、それまで勤めていた美容師を辞め、外資系の化粧品会社に就職いたしました。
本格的にメイクを学び、ある程度の技術を身につけると、私は見違えるようにキレイになりました（手前味噌ではありますが…）。その変わりようには母親もびっくりするほど。すると、化粧がどんどん上手になるにつれて、私の周りでは驚くべき変化が起こったのです。なんと、周囲の対応がそれまでと明らかに違う…。もちろん整形などはしていませんから、顔そのものの姿形は何も変わっていません。それなのに、私に対する態度がまったく違うのです。さらにそれに比例するかのように、私の人生そのものも好転し…。メイクの凄さを知るとともに、「女性はキレイになると周囲が変わる。周囲が変わると人生も変わる」ということを初めて学んだ瞬間でもありました。このことは今でも、私の人生の教訓になっています。
しかし化粧は上手になったものの、肝心のニキビはちっとも良くならず…。キレイにメイクアップされた顔の裏では密かに悩む毎日だったのです。「もっとちゃんと、正しく素肌をキレイにできる技術を身につけたい…」そんな時に見つけたのが、とある新聞で紹介されていたフランスのエステの記事でした。
頑張るエステティシャン、心温かいお客様に囲まれて…
当時、秋葉原に話題の美顔術サロンがありました。女優さんや歌舞伎俳優さんなども足繁く通い、早朝に並んで整理券をもらわなければ施術が受けられないほどの盛況ぶり。それほどまでに、私と同じく肌に悩んでいる人が多かったということです。
もともと人に何かをしてあげることが好きで、美容師をはじめ技術の世界で10年近く勤めていたわけですから、その話を聞いた時も、私の心はうずきました。正しい技術で、私と同じ悩みを持つ女性たちにキレイになる喜びを知ってもらいたい…。そこでピーンと頭に浮かんだのが、先頃見つけた新聞記事です。「そうだ、エステだ！」と…。
本場の技術を学ぶため、すぐさまフランスへ渡りエステティックを基礎から学びました。帰国後まず始めたのがエステティック理論に基づいた美顔器の開発と販売。当時は、誰かを雇って人の手を使ってサロンを始めようとは思えなかったのです。その美顔器は評判が評判を呼び、私は一躍時の人となりました。そして「絶対にお店を持つべき！その技術をちゃんと女性たちに提供してあげるべき！」と言う友人の言葉に背中を押され誕生したのが“たかの友梨ビューティクリニック”でした。
今思えば、その友人の言葉は本当に最後のひと押しに過ぎず、私の中では、お店を開いてもっとたくさんの女性をキレイにしたいという想いが、ずっとあったのだと思います。新大久保にある雑居ビルのたった16坪という小さなスペースに記念すべき第1号店をオープン。1978年9月6日の出来事でした。
創業当時と変わらぬ想いで、50年、100年へと…
振り返ればこの40年、本当に山あり谷ありでございました。もともと人を使うことに気が進まず一人で美顔器の販売を行っていた私が、こうして一企業のトップとして歩みを進めてこられましたのも、熱心に頑張ってくれるエステティシャン、心温かいお客様に恵まれたからこそ。決して私一人の力ではありません。心から感謝を申し上げます。
たかの友梨ビューティクリニックはこれからも、40年前の熱い想いはそのままに、50年、100年をめざして進化を続けてまいります。これからの“たかの友梨”にご期待いただくとともに、今後とも末永いお付き合いを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
